中古パソコン超購入ガイド

中古パソコン・リサイクルPCを買う時にどのような点に気をつけるべきか、かつて中古パソコンを何台も買ってきた私がお教えします。

低スペック中古パソコンでChromeOS風端末を作る

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版権: makotomo / 123RF 写真素材


 昔、Windowsで使い倒したPCをLinuxにするのが流行ったことがありましたよね。要は最新のOSというのは必要スペックを高くするので、実際はもっと簡単なOSに乗り換えれば、PC側の要求スペックが下がり、今ののろい動作よりは早くなるといったことを期待してなのです。

 より動作スペック条件の低いOSをインストールして、PCを再利用すると、のろかったPCがそこそこ早く動くのは楽しいですね。

 今は、(Googleの開発した)Chrome OSの載ったChrome Bookを模して、古いWindowsPCに、「Chromium OS(Chrome OSのオープンソース版)」を乗せるということがちょっと流行っています。そういう実験には、余った古いノートパソコンが最適です。

動作条件は512MBと低めからです(※別途USBメモリも必要となります。)でも低スペックPCが過ぎると、キビキビさは期待値を下回るかもしれません。動作スペックよりは快適なPCを利用したほうがいいかな。今後32bitをサポートしていくかは微妙です。

それでもXPパソコンのようなサポートが終了しており、セキュリティ的にも利用用途のないものの再使用にはありかと思います。

まあ実際にやるとかなり面倒な作業が続きます。ドライバの問題か、無線LANやタッチパッド等が上手く反応しなくなってしまうケースもあるようです。

他にも、自身の端末に特有の不具合が発生する場合もあるので、あくまでおもちゃとして時間のある人だけがやられたほうがいいかもしれませんし、やった結果徒労で終わることもあるかと。

 ネットのインストール記事のほか、ネット上でのトラブル回避策等を上手に確認されたほうが良いでしょう。15台中5台しか動かなかったなんて記事もありますので気をつけて…。

●役に立つ記事

www.atmarkit.co.jp

andronavi.com

cloud-work.net

penchi.jp

中古パソコンをすすめない人の理由とその対処 だいたいのことは対策できる

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中古パソコンは勧められないという人がいます。そりゃ新品買えれば買うっていう人のほうが多いのは当たり前です。

電池が切れている可能性

中古PCをすすめない理由の1つに、マザーボードに埋められているボタン電池。あれが、経年すると消耗して切れるということで、買うなと諭されます。たしかに経年的には切れそうなものを売っている可能性はあります。そうするとBIOS設定とか、パソコンの時計の時間などが維持されないことがあります。

もちろん知識のない人が買えば電池切れの対応策、それだけでもパニックかもしれませんが、前の電池を取り出せばわかりますが、電池自体はわりとスーパーやコンビニでも手に入るような品番です。よくわからなければ同じ番号の電池をネットで注文すればいいし、入れ替えればそれで済むということがあります。内部の電池ということだけでよくわからなくなるかもしれませんがなにしろ数百円の投資であります。たいしたことではありませんし、そこまで騒ぐのもおかしいことです。筐体の開け方にコツがいる場合があることくらいですが、だいたい開けづらいノートPCの場合、「品番+開け方」などで検索すれば開け方が書いてあります。

バッテリといえば、同様にノートパソコンのモニタ部の下についている、持ち歩き用のバッテリが消耗しているのではという指摘もあります。だいたい常にAC接続していても電池というものは劣化はしていきますからごもっともですし、これ(消耗)は意外と店頭で確認しないポイントではないかと思います。たしかに酷いのを買ってしまったらノートPCなのにどこにも持ち歩けないという問題があります。

これも当ブログでは取り替え用に、型番を調べるなりカタログを調べるなりして、新品もしくはほぼ未使用品のバッテリを手配すべきという主張です。そして中古についてきているバッテリは予備(スペア)にする。そうすれば、劣化しているバッテリ自体はサブでしか利用しませんから、普段はほぼ心配ありません。

ハードディスクが劣化する

ハードディスクも消耗品ではあります。どこかでちゃんと保証できるのは1-2年、設計上は5年というデータを読んだことはありますが、HDDについてはあまり期待しないほうがいいでしょうし、中古の場合そもそも容量からして少ないことも多いです。OSはクローンを作ってもっとちょっ速なSSDへと載せ替えることをお勧めします。

部品取り寄せが難しい

専用部品は登録ユーザーじゃないと出さないといったところもあるかもしれませんが、一般に現在のPCは海外販売されていることがほとんどで、品番さえわかればネット上にそれらしい部品はあり、概ね手配できるでしょう。

たとえばこちらも劣化消耗品となりやすい「ファン」。このパーツは海外のパーツ屋から取り寄せることができることが多いです。

僕も過去2回ほどネットで取り寄せて交換しています(交換方法は「機種名+ファン交換」「機種名+ファン換装」などで検索するとだいたい分かる)。

といっても海外のパーツ屋、信頼できるお店かどうかが疑わしいかもしれませんが、その場合はEbay・セカイモン等の海外オークションサイトや海外Amazonを利用するなどする方法もありますし(なにかに出店しているお店ならある程度のレビュー・評価などで信用が担保される)、足元である日本の楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなんかでも、最近は意外にパーツショップがあったりします。

問題があるとしたら…

問題があるとすれば、コンデンサ等の部品の焼き切れ等があった場合でしょうかね。といっても、中古の場合中の状態は買うまでわからない、かつ前オーナー次第とはいっても、匂いやホコリの具合なら買う前からある程度わかりますし、買った後なら自己で清掃だってできるのですから、そこまで店頭買いではひどいものに当たるということは少ないと思います。

タバコの副流煙等を吸ってヤニだらけになってしまうようなものに当たったりしなければ、それほどは気にする必要があるとはいえないでしょう。

品質の高いPCを安価に買えると思えば大丈夫

現在は企業向けのPCが放出されることが多く、それらは業務用として作られていますから基本的に頑丈で、昔のような粗悪なPCは減っています。自分の予算では絶対買えないようなスペックの高いPCだってカンタンに中古なら買えるのです。ネットオークションの場合「ノークレーム・ノーリターン」を理由に不具合のあるPCをジャンクといって売られてしまうことも多々ありましたが、時代は変わりつつあります。そんなに酷いPCを選ぶことさえしなければ、問題ないでしょう。

中古PCに長期保証・延長保証はつけるべきか

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中古パソコンだと通常は初期不良程度の十数日間程度の短期保証、もしくは1~3ヶ月程度の短期保証という場合が多いかと思います。ごく一部に年単位の延長保証がつけられるものがあるようです。(ソフマップなど)

なんとなく壊れる時期、私は中古PCもたくさん買っていますが新品PCもかなりの遍歴があるので、おおむねわかるんです。

新品ノートPCの場合、だいたい3年以上で少しずつ問題が出てくる

新品PCで3年保証をつけますよね。そうするとだいたいその保証が切れた頃に、部品の一部が摩耗して取れてきたりするんですよ。デスクトップは清掃・接触さえきっちり見ておけばそんなに劣化はしないのですが、ノートPCだと部品が一体化していることもあり劣化は顕著で、「(頻繁に持ち歩く人の)ヒンジ」「(使用頻度の高い)キーボードの特定のキー」辺りから問題が出てくることが多いです。またそのくらいになると買ってる自分も気が緩みますから水をこぼしたりとか。

だいたいトラブルは、3年過ぎたくらいで来るような気がしています。

なので僕は新品だったら、延長5年保証つけちゃいますね(か、つけずにその頃には買い換えるか)。

中古PCの場合は経年による、経年は通常わからないが、こうして推定する

中古の場合も(保証をつけるにあたり)そのくらいを目処にすると考えやすいかと思いますが、とはいえ中古の場合、この商品(最初のユーザーに)いつに買われたものか、(発売から)何年経年したかって、だいたいお店のPOPには書かれていないことが多いですからわからないですよね。それがだいたいわかる方法があります。

まず、あなたが買う中古PC/買った中古PCは 品番(色以外の細かい枝品番まで入れて)でググって下さい。

すると、だいたいメーカーの公式HPが残っていたり、あるいは価格COMなどのページが残っていたりしますが、そこには「発売年」が書いてあったりします。

新品パソコンはモデルチェンジが激しく、季節ごとに発売があったりします。そのため(新品時)発売年からだいたい1年以内、あるいは長くても(アウトレット等で)2年内の間に買われていることがほとんどなので、それで経年は推定できると考えられます。製品の案内に XX年春モデル など、時期が書かれている場合もありますね。

まあそれで「手荒に扱われているようなら」中古購入時点で新品時発売から3年経過していると、かなりへたっていることが予感されます。

「きれいに前オーナーに使われていて使用頻度も高くない」ようなものであれば、事実上新品と変わらない劣化度が低い状態ということも有りえます。

保証は使うかどうかが要、自分で(延長保証等を利用したことがあるか)過去を思い出してみよう

前記のようにおおむねで経年を推定をすることは可能ですが、結局、数年契約の延長保証ができるお店があっても、最後は自分が過去に入った延長保証の類で「(過去に保険を)請求したことがあるか?」ということを考えてみたほうがいいでしょう。

請求したことがあるなら保証に入ったほうがいいでしょうし、なければもう少し考えてみてもいいかもしれない。

たとえば中古PCなら値段が新品よりも大幅に低く容易に買えますから、保証をつけずに毎年買い換えるくらいの勢いであれば、保証はいらないのですよね。とはいえ、いらないのは長期保証であって初期不良などもあるので、保証システム自体は短期であっても、あるお店を利用されたほうがいいですよ。

 

【中古パソコン購入時の注意】液晶モニタのドット欠けについては後から対処はしてくれない

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イラスト:Wikipediaより CC-SA-1.0

なぜ中古店舗は液晶モニタのドット欠けを理由とした返品に応じないのか?

液晶に、なんらかのドット欠けがあることは、よくありますが、当然ですが、たいがいの中古ショップはノウハウが積みあがっています。そのため原則としてはこのようなことでの返品はできないということが多いです。ただ、我々としては中古PCで買うということですから、唯一のメリットとして展示しているものであれば目視確認できるのです。これは新品においてもできないことですから、これだけは中古が新品よりも誇れる部分です。(新品の場合は展示品販売でもない限りは、実際に店頭で商品を見ても別のロットを引き渡されるので事実上「ドット欠け」の事前確認はできないということになります)

ある中古ショップの場合、これらが返品の抑止事項として提示されています。

・液晶モニター等の構造上起こるわずかなドット抜け、色むら、明るさのむらなどを理由とした返品

・付属品がすべ揃っていない場合

・色・形など商品外観がイメージと異なるといった返品

・パッケージ開封後の「お客様都合」による返品 等々

まあわかるといえばわかるし、すべてを受けていたら中古店自体が回らないということもありますが、なぜ液晶モニタのこれらのドット欠け等は、このようにあらかじめ規約などで対処されており、クレームの対象にはなりえないのでしょうか。

液晶モニタの「ドット落ち」トラブル、どうやっても1/100台程度は発生する

液晶のドット欠けについては 仕様というか、技術的に避けることが難しいようで、メーカーサイドでも許容値以下であればOK出荷してしまうといった現状の理由があります(だいたいドット欠け発生するのは100台に1台くらいの確率だと、新品PC販売大手のドスパラは言っています)。

これは、メーカーサイドでもコストとの兼ね合いといった側面が大きいようで、なんでも100%で作ってしまうとどうにもならなくなってしまうというところがあるのでしょう。

工場の部品生産においてこれらの問題はある程度発生するのは当たり前なので、全部落としてしまうとバカ高くなってしまうので一定の%をもって出荷しているいうことのようですね。よって、当然ですが価格が高めなモニターだともっときっちりと検査しているわけで、これらの発生確率は低くなるともいわれています。

液晶のドット抜け2パターン、通常量なら修理・交換対象外

ドット抜け(欠け)は、「明るいドット抜け」「暗いドット抜け」があります。原因は途中までは同じなのですが前者は接触不良や配線の切れを理由として最大輝度まで明るくなったまま(常時点灯で)戻らなくなったもの。後者はやはり配線切れまたは接触不良で明るくならい状態(常時不点灯)に至ったものを指します。現在のトップレベルの設備をもってしても一定の確率で発生するものですので、メーカーも交換や修理には応じてくれません。

これらの対処について考えてみましょう。

フリーソフトで直してみる

一部のドット不良がある場合は、フリーソフト等の中には画面点滅等で刺激を与えてFixしてくれるといったものもあるようですが、効果は疑問視されている人のほうが多いようです(数日の時間をかけて治ったという人もいます)

新品店舗の一部では液晶ドット欠け保証のオプショナルがある

また一部新品店舗にはオプショナル保証などで液晶ドット欠けまでOKになっているところがわずかにあります(ドスパラのプレミアムサービス、ツクモのパーツ交換保証、ECカレント(単体のみ・ドット抜け保証加入要)/e-TREND(液晶モニタドット抜け交換保証サービス加入要)等)ので、モニタだけ新品にしてしまうという手段もあるかもしれません。

いずれにせよ中古PCであれば液晶モニタ自体は店頭販売であれば購入時点でチェックが可能ですから、目視でうまくチェックはさせてもらったほうがいいでしょうね。

中古パソコンを買うユーザーでボリュームが厚いのは実は学生層、そこで学生向けのPCとは何か?

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NM550/KA

スマホで育つとパソコンにあまり慣れないまま大人になってしまう!


「スマホ育ち」の人たちは、パソコンみたいなよくわからないものに触れずできれば大概のことはスマホかタブレットで済ませたいと思うところでしょう。今どきはそんなものです。確かにパソコンはエラーが出たり、覚えることが多かったりいろいろめんどくさいです。しかし、クリエイティブな行為に限らず、世間の業務一般はまだ、タブレットやスマホでは乗り切れません。だから高校生や大学生になったら、授業以外でもパソコンに触っておいたほうが得策ではあります。

大学進学ははじめてのPCを選ぶ環境となる、でもお金はない! 中古か?

大学あたりに行ってどうしてもレポートないし調べ物にPCがいるという環境になって初めてパソコンを買う人も多いです(これは、ある調査でも日本で大学生がPCとの最初の接点になっているといわれています)が、社会人であればある程度ハイスペックなものも月々の給与で買えますが、学生は進学の時にねだっておかないと、まず自分で買うというときはどうしても優先順位が下がりますから、予算の関係上新品を買わずに中古パソコンを検討することになります。

大学生が買うのにおすすめのノートパソコンメーカーはこのブランド

学生向けのPCですが、国産メーカー、なかでもNEC辺りがおすすめです。なぜかというとNECのLAVIEシリーズ辺りは現在学生にターゲットを絞っているからです。大学生のニーズを調査し、レポートの書きやすいBasicなモデルで、持ち歩きも容易な「LAVIE NOTE MOBILE」あたりがよいのですが、その前くらいのモデルでも全然よいかと思います。最近のLAVIEは重くないけど駆動時間は長いのですね。ウルトラハイスペックな機種ではありませんが、普通に使いやすい普通のモデルは実は市場にはそれほど多くありません。

まあその機種でなくとも、NECは堅実な作りですので案外おすすめはできるものだと思います。是非中古市場に出回っていた時は検討してみてはいかがでしょうか。もちろん、新品で購入できるなら保証も手厚くなるのでそれにこしたことはありませんが。

ほんとにノートPCは中古でいいのか?

 もちろん新品を買える余力があるのなら新品がいいですね。でも、予算を抑えるということは、その分普段の生活を充実させることができるわけです。買ってはいけないのは4年間持たない「極端に古く遅いPC」「極端に重いPC」であって、普通に使えればいいのであれば、1~3型落ち程度の、まだ新し目(店頭や比較サイト等に行くと、「XX年春モデル」などと書いてあるので概ねわかります)のモデルを狙えば間違いはありません。それでも、中古ならば新品よりも安く買うことができるわけです。リユース精神、リサイクル精神みたいなものは持っていていいと思うんですよね。自力で問題を解決していくことで、いろいろと知識もつきますし。そういう意味では中古PCもありですね。注意点としては、はじめてのPCの場合は中古品であってもマニュアルがちゃんとついていること、また部品やキータッチ等に不動作・不具合のないものを(そういう場合は値札などに注意書きで書かれていることが多いので、そこをきちんと読んで)買うことを心がけてください。

 

中古パソコンを買うのには念入りにお店を選びたい、余計な契約を乗せてくる場合には注意

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イラスト:いらすとや

郊外ロードサイドで老人にパソコン相談させる店は実に微妙

郊外を中心に展開する、上場している某PCショップが以前話題になったことがあります。強引な経営というか、「老人によくわからない商品(タブレット等)を押し付けて高額な解除料を取る」「激安に見えて実はリース契約」など要は弱者からだまし取るような商売をしている企業がごく一部にあるのです。

まあそういう携帯電話なみの細かい契約書を出してくるようなところは注意が必要です。携帯電話みたいな解約が難しい商法で老人だまして儲けているような会社はのさばらせてはいけません。ですが、一時期の問題が収まったのかいまでもたくさんの場所にあったりします。賢明なみなさんはそのようなことは気を付けられたほうがいいでしょう。

 中古こそ、信頼できるお店を使おう

通常の中古ショップで、現金もしくはクレジットカード辺りで決済しているぶんには問題はそうそう起こらないと思います。

できればクレジットカードで払って、できれば商品の瑕疵等があった場合のプロテクションがカード側にもあるようなので買うとリスクが避けられます。

クレジットカードの手数料上乗せは違法

ところでクレジットカード決済ですが、一部に「クレジットカード決済の場合は手数料を上乗せする」「クレジットカード決済は何円以上から」というところがあります。中古ビジネスは儲からないからしょうがないかとも思ってしまうかもしれませんが、これ、違法です。客への転嫁は、加盟店の禁止事項なのです。

指摘したところで店舗に言ってもまず改まらないですから、間に入っている決済代行会社やカード会社に指摘したほうがいいかもしれませんし、そういう悪質なお店は使わないほうがいいですね。

出処のはっきりしないお店は避けたほうがいい

中古PC店によくある在庫の話をしますが、まあ企業から廃棄で出てきたような、同じ型のPCが山のように在庫あったりしますよね。こういうのはたとえば元が併設で(地域の)廃品回収業者やオフィス設置業者が母体だったりすれば問題はないかと思います。

元はどこなの? 関連会社はどこなの? くらいは把握しているにこしたことはないですね(特に一部産廃業者は若干アングラな場合もあるので…)。

ごくまれにですが、泥棒市のようなPCがあることがあります。要は、ちゃんとPCのデータを消去していない、OSを再インストなどしていない、元の個人情報が入ったまま売られてしまうようなやつです。こういうところはPC自体をたいして整備したりする能力すらないようない店舗ですから、避けたほうが無難でしょう。

会員カード等作ったとしてあなたの個人情報が、個人情報データもそんなPC1つ管理できそうにない会社のマシンに入ると思ったらやめたほうが正解だと思われます。

中古PCショップでお勧めなのは液晶モニター

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写真:PIXABAY


液晶モニタは状態がすぐわかるので、失敗が少ない

「もし中古パソコンショップで1品だけ買う場合は何を買うか」といったら、デスクトップを利用しているのであれば、液晶モニターをおすすめする。 なぜなら中古のモニターの場合、店舗の場合はほとんどが稼働展示なので、液晶の欠けを含めて目視でき、ハズレをつかむ可能性が低いからだ。

バックライトはなかなか切れない

本来バックライトには寿命があるとはいえ、なかなか切れるものではない。 おおむねオフィス等から一括で下取りしてきたものが多いせいか、たいして酷使されていないものが多いため、長く使える可能性が高い。 モニターを買う場合、以下をチェックすること。

中古モニタを買う時のチェックポイント

1、「ドット欠け」黒地など、画像を出さないほうが見分けやすいかもしれない。

2、「異音」ブーンという稼働音や、バックライトが唸ってたら、配線なりバックライトなりに問題がある可能性も高め。やめといたほうがいい。

3、「入力端子」DVI(デジタル端子)・アナログRGB(アナログモニター端子)があれば一応最低限なんとか対応できるが、最近のだったらHDMI端子等くらいはあったほうがいいかも。

4、「サイズ」基本的に市場で捨て値で売られているのは、市場価値が低いいわゆる昔のテレビと同じ4:3程度のサイズ比のモニター。

現在のトレンドはかなりの横長だ。

ただ、マルチモニタ化をする場合などは4:3のほうが都合がよい場合も多い。

5、液晶表示の細かさと画面領域のサイズは確認しておくこと。

都内だと中野ブロードウェイ辺りにある中古店舗だと4,000円くらいあればまともなモニターが放出されている他、アキバ等にも中古専門店はある。

中古パソコンショップでは「安くない」ものを買うと満足度が高い

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PAKUTASO(C)すしぱく


中古店では需要のあるものほど値段が高い

中古パソコンショップに行くと、わずか1-2万くらいからパソコンが買えてしまうので、自宅での文字入力程度ならとかなり低いスペックのものに手を出してしまいがちです。

 低スペック機器、OSが古すぎると不安が残る

しかし、低すぎるスペックの場合Web閲覧や動画閲覧にも支障が出ることがあります。 さらにOSがが古かったりすると、あとからアップグレードした際にもスペックが足りなかったのが原因でつまづくということもあります。

せめて売られているものでは、最新OSを積んだものを選びましょう。

 かつ中古ショップの中では、あえて安物から選ばず、そのお店の中ではやや高いものを買ったほうが、満足度が高くなることが多いです。

需要が高いから高く売っている→人気がある商品

要は、ショップが高く売りたい商品は、プロから見ても、民間需要があって売れるというものが多い。キレイだったりしますし。当然CPU性能やメモリ等も現行機種並みのものが多いわけですね。

 保証があるにこしたことはないが…

判断つかない、かつ新品はちょっと手が出ないという人は、あえて高いほうから見ていくというのも1つの方法かもしれません。ただし、あまり高いものを買うなら、新品を買ったほうがよかったんじゃないの? といわれるかもしれませんね。中古というリスクを取るなら、その分の保証などが比較的充実している中古ショップで買うといいかもしれないです。延長保証なんかも値段的に無理がなければ、安心材料としては入るのもありかと思いますよ。

中古パソコンの見極め方(7)OSの対応具合

f:id:urashinjuku:20180404212112j:plain(この記事はWindows10の出る前に書かれたものです。現在ならWindows10 Home以降をおすすめします。Windows8が非常に使いづらいものだったという、当時の記事としてお読みください。)

 

XPのサポート終了で移行するのにはWindows8.1だとかいう宣伝がうざい昨今。セキュリティだけ考えれば勿論最新のOSに慣れていくということは正しいのだが、普通の人はいきなりWin8になると、へんなショートカットやら、OSに薄皮1枚被せたようなメニューだとかの概念から覚えなければならないため、実質1週間くらいは仕事にならない。

 

私はOSにスタートメニューを非公式に追加するStart Menu8を入れて、あとはできるだけ見た目をWindows7風にして、誤ってメニュー画面に行ってもすぐデスクトップをクリックできるよう大きくして乗り切ったが、Win8マジ狂います。思ったように動作できないことが原因なので、教室かなんかで習ってくればそんなに障害にはなりませんが。あとタッチパネル前提のOSなのにタッチパネル非対応機にガンガン積まれているのもマイナス要因になってると思います。タッチパネルならそんなに使いづらいとは思わないでしょう。

 

ではWindows8を止めて現行OSとほとんど同じ使い勝手で比較的新し目なら…というとできればWindows7でそこそこ速いものをおすすめ。仕事場の場合はWin8は使わないほうがいいと思う。家の場合は、別にWindows8でもゆっくり覚えていけばいいんだけど…。

 

仕事パソコン→Windows7 お家パソコン→Windows8(現在ならどちらもWindows10Home) が最低走るものを選んでおくのがいいかと。

中古パソコンの見極め方(6)SSD交換の余地

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SSDに換装できるかは、ネット上で「PCの型番+SSD」あるいは「PCの型番+SSD 換装」で検索すれば、だいたい出てきます。SSDが登場して、HDD(ハードディスク)から交換することによりPCは中古でもそれなりのスピードを確保できるようになりました。ただ一部PCの場合、HDDが入っていた部分の厚みが一部の厚めなSSDの厚みだと入りきらないケースがあります。僕の経験上ではレノボがそうでした。そのへんも概ね他人の体験記によってわかると思います。

 

SSDに交換することで爆速になりますので、余力があるようでしたら是非中古PCを買った後にSSDにしてみてください。ただ、OSやデータを転送するソフトにもかなり癖があるので注意が必要です。

中古パソコンの見極め方(5)ACアダプター

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中古品の異音に注意

まあこれは事前にわかることは店頭展示じゃないとほぼ不可能なのですが、一部のACアダプタでわりと駆動音というか、基本的には無音なんですがジリジリ音がしたりするものがあります。そういうのは新品の2chスレッドで見ていても問題になってるのでわりとわかりますが、そういうのを掴まされる可能性もゼロではないので注意しましょう。

そういう時に別途ACアダプタを探す場合、互換品でも端子形状と出力アンペア、出力ボルト等がおおむね合えばなんとかなる

大概のPCの場合、メジャーメーカーであればほぼACアダプターは互換製品が存在します。よくオフィスと家の両方で使うなんていう人は、互換ACアダプタも入手してあるにこしたことはないです。中古品で、マイナー品の場合、添付品の代わりのACアダプターを手配することも難しいと思われるかもしれませんが、驚くべきことにYahoo!オークションなどを彷徨うと見つかることがあります。最悪の場合端子形状がたくさんついている汎用品で合わせる等の手段もあります。

プラスマイナス、出力のアンペアとボルト数が一致して出せれば(多少のズレまでは動作することも多いです)問題はありません。まあ純正を使うにこしたことはないのですが…

純正ACアダプタだって1種類とは限らない

手厚いサポートのあるメーカー品だと(日本HPのノートパソコンの一部など)通常のACアダプターの他にトラベルACアダプターといって、ちょっと小さめに作られているものが用意されていることもあります。なので、純正アダプタは1種類とは限りません。基本、中古PCを買う場合にも、メーカーのカタログページ等を参照し、オプション品/メーカー内互換品がどのくらい存在するかなどはチェックしておいたほうがいいでしょう。

古いノートPCはACアダプタがデカいがそれは妥協しよう

ところで中古ノートパソコンだと基本的には「古い」スペックの商品を買うこととなるわけで、古ければ古いほどACアダプターは大きめな傾向にあります。こればかりは最新スペックのノートPCにはかなわない点です。最近のノートPCやそれを兼ねられるキーボードつきタブレットはかなり小さいものが増えている上、タブレットを中心にノートPCでも一部にはUSB-Cで充電できたりするものもあるので、どうしても機動性はお取ります。時間が経過すればいまの小さめのACアダプタ商品やUSB-C充電の機種も中古市場に多く落ちてくるでしょうが、新品との差異としてどうしても中古市場は1世代以上前の商品が多くなることもあり、ACアダプタの大きさ、その点は中古品を買う上では妥協点となるでしょう。

中古パソコンの見極め方(4)スピード

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Intel Core I7 3770K / THE Holy Hand Grenade!


性能低めのCPUの場合は最新世代を、性能高めのCPUは古めでも可

中古PCを買うとき、用途を考えてCPUを選んで買われたほうがいいかもしれません。たとえば、インテルだとセレロンや、ネットブックのAtomなど、わりとハイスピードではない廉価なCPUの場合は家庭用で、多少遅くてもいいという場合向けです。Atomだとほとんど動画は厳しいレベルです。あるいは事務にしか使わないなど。ネット見るだけなど向けでしょうか。セレロンは並なのですが、最近のものと昔のではかなり違います。比較的新しいモデルだと不満がないでしょう。最近ので並のCPUといえばCore i3くらいでしょうか。

 

仕事で使って早くないと困る、並行処理がある、画像処理や動画を見ることが多いという場合は、やはりCore i5,またはi7くらいが必要でしょう。

 

なお、同じCPUでも世代によって性能はかなり異なり、最近のものだと少し下(i5)でも昔のi7を凌駕する場合もあるようです。

 

デュアルコア、4コア(クアッドコア)等、コア数が多いと、多くのソフトを動かす際、分担してくれるので威力を発揮します。

 

かつてインテルとシェアを競っていたAMD社のCPUはインテルに比べて体系がわかりづらいですが、それなりに早い最近のものであばAMDでもいいと思います。Ryzenシリーズ等ではシリーズ番号の5,7がそれぞれインテルのCore i5,i7に対抗して、かつ強化されていますから、わかりやすいですね。

中古パソコンの見極め方(3)液晶・ヒンジ

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液晶割れたPCにWindows 8つっこんでる。 RDPに互換性あればいいんだけど / daruyanagi


液晶はドット欠けレベルにうるさい方には向かないのが通販での購入だと思いますが(店頭販売でも一切保証はしないケースが殆どのはずです)、逆に店頭展示であれば確認の上で購入できるので、中古の現品ならではのメリットがあります。

 

液晶はかなり古くならない限りはそう壊れないので、まあキレイであれば問題はないかと思います。

 

PCを買うときに注意してほしいのは、画面の表示サイズ。同じ14インチだったとしても、サイズは中のグラフィックボード次第で表示エリアの大きさはだいぶ変わってきます。できるだけ細かく表示できるものが不満が少ないと思います。

 

液晶自体は色等もほとんど劣化ないのであまり極端に古く、バックライトの蛍光管が切れるなどがなければ問題はないでしょう。

見落としがちなのがノートパソコンの折り曲げ部にあるヒンジです。これ、かなりハードな使い方をしている前オーナーだと弱っている場合があります。あまり移動しないのであればそんなには問題は出てこないと思いますが、通常でも開け閉めすることはあるので、店頭展示の場合はヒンジ部をチェックしてみてください。レノボなど一部のメーカーはヒンジ部を強化したノートPCも出しています。

 

僕は、GATEWAYのお気に入りのノートPC(新品購入)があったのですが、いつのまにかネジがとれて、ヒンジが折れて、かなりボロっとしてしまいました。ハードに使ってるので…。

 

ネットで買う場合は保証期間の多い店で買えば、上のチェックができないかわりに不具合があれば治してもらえる(※ヒンジは自然故障扱いにならない場合も多いので、予め加入前に確認しておいたほうがいいです)ので安心ですね。

中古パソコンの見極め方(2)バッテリー

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Laptop PC with battery / IntelFreePress


バッテリーは持ち歩きに超大事

中古パソコンはデスクトップであればまず問題ないですが、経年変化がもっとも現れやすいのがノートパソコンのバッテリーです。

これはタブレットでも同じです。

通常の携帯電話でも、年月がたつとだんだんと充電のもちが悪くなる…なんてことありますよね。古いPCだと、リチウムイオン電池、あまり使ってないように見えても、劣化が進んでいる場合があります。

 

余裕があれば、中古PC本体購入時、ネットショッピングなどで予備バッテリを新品で手配するくらいだといいでしょう。なぜなら、ノートPCのバッテリの規格は各社互換性がなく、あとから手配するのが難しいものだからです。バッテリ品番は調べておいたほうが無難です。オークションでも構わないのですが、使用頻度が不明のため、ハズレをつかまされることもありますので、できれば新品がいいでしょう。

AC中心の運用なら気にする必要はないが…

もちろん、ノートPCでも、自宅or会社のみで使用しており、常時ACであれば、そんなに気にする必要はありませんが、外回り中心の人は、あまり極端に年月の経っているノートPCは避けたほうが無難かもしれません。