中古パソコンをすすめない人の理由とその対処 だいたいのことは対策できる
中古パソコンは勧められないという人がいます。そりゃ新品買えれば買うっていう人のほうが多いのは当たり前です。
電池が切れている可能性
中古PCをすすめない理由の1つに、マザーボードに埋められているボタン電池。あれが、経年すると消耗して切れるということで、買うなと諭されます。たしかに経年的には切れそうなものを売っている可能性はあります。そうするとBIOS設定とか、パソコンの時計の時間などが維持されないことがあります。
もちろん知識のない人が買えば電池切れの対応策、それだけでもパニックかもしれませんが、前の電池を取り出せばわかりますが、電池自体はわりとスーパーやコンビニでも手に入るような品番です。よくわからなければ同じ番号の電池をネットで注文すればいいし、入れ替えればそれで済むということがあります。内部の電池ということだけでよくわからなくなるかもしれませんがなにしろ数百円の投資であります。たいしたことではありませんし、そこまで騒ぐのもおかしいことです。筐体の開け方にコツがいる場合があることくらいですが、だいたい開けづらいノートPCの場合、「品番+開け方」などで検索すれば開け方が書いてあります。
バッテリといえば、同様にノートパソコンのモニタ部の下についている、持ち歩き用のバッテリが消耗しているのではという指摘もあります。だいたい常にAC接続していても電池というものは劣化はしていきますからごもっともですし、これ(消耗)は意外と店頭で確認しないポイントではないかと思います。たしかに酷いのを買ってしまったらノートPCなのにどこにも持ち歩けないという問題があります。
これも当ブログでは取り替え用に、型番を調べるなりカタログを調べるなりして、新品もしくはほぼ未使用品のバッテリを手配すべきという主張です。そして中古についてきているバッテリは予備(スペア)にする。そうすれば、劣化しているバッテリ自体はサブでしか利用しませんから、普段はほぼ心配ありません。
ハードディスクが劣化する
ハードディスクも消耗品ではあります。どこかでちゃんと保証できるのは1-2年、設計上は5年というデータを読んだことはありますが、HDDについてはあまり期待しないほうがいいでしょうし、中古の場合そもそも容量からして少ないことも多いです。OSはクローンを作ってもっとちょっ速なSSDへと載せ替えることをお勧めします。
部品取り寄せが難しい
専用部品は登録ユーザーじゃないと出さないといったところもあるかもしれませんが、一般に現在のPCは海外販売されていることがほとんどで、品番さえわかればネット上にそれらしい部品はあり、概ね手配できるでしょう。
たとえばこちらも劣化消耗品となりやすい「ファン」。このパーツは海外のパーツ屋から取り寄せることができることが多いです。
僕も過去2回ほどネットで取り寄せて交換しています(交換方法は「機種名+ファン交換」「機種名+ファン換装」などで検索するとだいたい分かる)。
といっても海外のパーツ屋、信頼できるお店かどうかが疑わしいかもしれませんが、その場合はEbay・セカイモン等の海外オークションサイトや海外Amazonを利用するなどする方法もありますし(なにかに出店しているお店ならある程度のレビュー・評価などで信用が担保される)、足元である日本の楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなんかでも、最近は意外にパーツショップがあったりします。
問題があるとしたら…
問題があるとすれば、コンデンサ等の部品の焼き切れ等があった場合でしょうかね。といっても、中古の場合中の状態は買うまでわからない、かつ前オーナー次第とはいっても、匂いやホコリの具合なら買う前からある程度わかりますし、買った後なら自己で清掃だってできるのですから、そこまで店頭買いではひどいものに当たるということは少ないと思います。
タバコの副流煙等を吸ってヤニだらけになってしまうようなものに当たったりしなければ、それほどは気にする必要があるとはいえないでしょう。
品質の高いPCを安価に買えると思えば大丈夫
現在は企業向けのPCが放出されることが多く、それらは業務用として作られていますから基本的に頑丈で、昔のような粗悪なPCは減っています。自分の予算では絶対買えないようなスペックの高いPCだってカンタンに中古なら買えるのです。ネットオークションの場合「ノークレーム・ノーリターン」を理由に不具合のあるPCをジャンクといって売られてしまうことも多々ありましたが、時代は変わりつつあります。そんなに酷いPCを選ぶことさえしなければ、問題ないでしょう。